ローンの審査に通らない、クレジットカードの発行が却下された――そんな経験がある人は、「信用情報」に問題がある可能性があります。
現代の金融取引において、個人の信用力は“第二の通帳”とも呼ばれるほど重要なファクターです。
この信用情報を管理・提供している代表的な機関のひとつが「CIC」です。
CICとは?信用情報の中核を担う指定機関
CIC(株式会社シー・アイ・シー)は、経済産業省の指定を受けた信用情報機関で、
主にクレジットカード会社や信販会社からの情報を取り扱っています。
契約内容・返済履歴・延滞情報・申し込み記録などを網羅的に管理し、金融機関の与信判断に活用されています。
記録される主な項目
- カードやローンの契約情報(借入額・回数など)
- 入金状況(正常/延滞/未入金 など)
- クレジット申し込み情報(過去6ヶ月分)
- 異動情報(債務整理・代位弁済 など)
信用情報が金策に与える影響とは
金融機関は、融資や分割払いの可否を判断する際に、必ずCICなどの信用情報機関に照会を行います。
ここで延滞や債務整理の履歴があると、融資が断られるリスクが高くなります。
逆に、長期間にわたって遅延なく利用している記録は“信用力”として評価され、より有利な条件で融資を受けやすくなります。
CICの情報開示を活用しよう
CICでは、本人による信用情報の開示請求が可能です。
スマートフォン、郵送、窓口など複数の方法があり、費用は500円〜1,000円程度。
これにより、自分の信用スコアや登録情報の正確性を確認でき、今後の金策計画に活かすことができます。
注意点:誤情報と過去の履歴に注意
自身では気づかないまま、他人名義の契約や誤登録がされているケースも稀にあります。
また、完済後も一定期間情報が残るため、「過去に延滞したことがあるが、今は問題ない」という方も、記録の消去時期に注意が必要です。
金策をより有利に進めるためには、自分の信用情報を正しく把握することが不可欠です。
CICを通じて情報を確認・管理することが、融資やクレジットの成功率を高める第一歩となるでしょう。

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